やはりアメリカには逆らえないのか?「2005年、ブッシュはなにをやるのか」という本を読むとそういう思いが突き上げ てきます。著者がアメリカ海軍のミサイル原子力潜水艦「ペンシルベニア」の上に立ってみると、広島に落とされた原爆の1万倍の破壊力を持つミサイルが 飛び出すハッチが24個もあるのだそうです。トライデントミサイルは全長15mで直径1m重さがなんと5tで、弾道飛行距離は1万キロで誤差は130m という大変な優れもの。「ペンシルベニア」1隻で地球を破壊してしまう巨大な戦力を見て冷戦時代のソ連があっさりと白旗を揚げてしまったのもうなずけ ます。
冷戦が終わった時に「ペンシルベニア」と同じオハイオクラスの原潜はすでに14隻完成していて、今は主に中国の軍事拠点である北京、上 海、重慶に15分でミサイルが到達するあたりを潜水中だそうです。それに中国も対抗して核ミサイル部隊を作り、「東風」というICBM(大陸間弾道弾)を 量産し、人工衛星を開発して、月にロケットを送り込んで世界一流のミサイル軍事国家になろうとしているのです。
それに対しブッシュは太平洋を潜 水する原潜を8隻に増やして、さらにミサイル「トマホーク」といったクルージングミサイルを数10発追加しました。このクルージングミサイルは例 えば北朝鮮が経済封鎖に対抗して軍事行動を起こせば海の中から数10発同時に飛んでいくのです。なんかやっぱり逆らっちゃいけない国のようです。
ま たアメリカは「敵の戦意を失わせる化学兵器」に研究予算8億円を計上し、「敵の規律やモラルに悪影響を与えるような化学物資」を研究中だそうです。その内 容は、・同性愛行動につながるように性欲を促進させるもの、・敵の肌に影響し太陽に下にいられなくする兵器、・ひどい口臭を発生させ市民の中にまぎれても 容易に敵を探せる兵器などです。
でも爆弾を落として攻めて行ったら同性愛に飢えた男の集団に囲まれたりして、違う意味での危険がありそうです。それにしても逆らってはいけない国であることは確かかも。

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