このシステムができてもう3回も女性専用車両に間違って乗ってしまいました。朝、あっ座れそうだとあわてて乗車しイスに腰かけると、周りの尖った視線が突き刺さってきます。
ふと、周りを見回し、「あー、女ばかしだ」。 事情を察したかわいそうなおっさんはせっかく確保したイスを立ち上がり、ニヤリとした女たちの視線の中、スゴスゴと隣の車両に歩いていくのでした。
事 務所のOさんは「夏になると、おっさんが吊り輪をつかむ時のこの辺のにおいがいやなので女性専用車両に乗っていまーす」と明るく言っておられます。 おっさんは同じおっさんなのに「俺だって、おっさんのにおいはいやなんだよな」なんて思いながら、こっそりと『汗だけでなくアブラにまで高い効果のWの 殺菌パワーを持つ臭消スプレー』を「頭にかかったら髪の毛に良くないよな」とWの心配をしつつ、シュッシュッと慎重に首辺りに吹き付けるのでした。

税理士法人SETACS