2007年東京国際ブックフェアが東京ビッグサイトで行われ、4~500社の有名無名の出版社が屋台を思わすブースに自社の出版本を所狭しと並べ、「さーいらっしゃい、20%引きだよー」などと、これも屋台のおっさんのような呼び掛けをしてきます。
「本おたく」たちは、その呼び声と一緒に配る出版案内や無料のカレンダー、趣味の悪いトートーバックなどをもらいながら、ふらふらと歩きます。 場内を歩くと、まるで神保町の古本市の中に彷徨いこんだようなデジャブ感で、人々はふらふらと本を買っては歩きます。
出 版社の男の多くは、ポニーテール、ロン毛、ひげに、アロハシャツ、Gパン、サンダル姿なので、同行の出版関係の友人Yに「何でみんな同じような格好 してるのか?」と聞くと、「あれが一番、動きやすいんだよ、服にこだわりのない連中は自然にああなるんだよ」と、Yは薄毛とアロハとGパンとサンダル で答えます。 納得しながら「本おたく」の休日は過ぎていきます。

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