中国は国の新たな景気刺激策で上海の街は好景気で沸きかえり、中国株も上がってきているようです。
実務のできる政治家がいる国は立ち直るのです。 さて、今回はお隣のインドの話です。
インドとの商売ほど厄介なものはないと経験者は語ります。
インドに商品を持ち込もうとすると、長い事前準備があり、やっと終わったと思ったら国の審査が永遠と続き、やっと売れるのかと思うと今度は地方の審査が始まったりするそうです。
そ んな中、果敢にも商いをする人々は、インドで「何を売ろうか、それをどうやって売れるか」と考えますが、それだけではなかなか商売ならないようで、一歩 進んで考えて「これを売ろう。使い方を教えて、便利さを知ってもらって売ろう」という発想が必要になってくるようです。
ある会社は石鹸を売ろうと 考えました。インドでは元々、石鹸で手や体を洗う習慣がないので、その有効性を知ってもらうのはとても大変なことです。それでも、「石けんで体を洗うと 清潔で気持ち良いよ」「石鹸で手を洗うとバイ菌も取れてカレーを食べる時も清潔だよ」と村々を歩き回り、いまではその会社の石鹸はインドで大量に売れ ているそうです。
地道な営業活動と、商品の使い道を消費者に理解してもらうことで、今まで販路がなかったところに新たな道を作る。インド人もびっくりですね。

税理士法人SETACS