先日あるコンペに参加すると、現代エコ天使のような方に出会いました。
 歳のころは50代前半で、1年前に脱サラして社会保険労務士の仕事を始め、マンションの一室を借りて一人で事務所をやっているとのことです。
 「ゴルフは30年前に商社に入ったころからやっています」「サンディアゴ赴任だったんで、仕事が終わった後毎日のようにやっていました」と話す彼の両手は素手で、グローブをしていません。
 「どうせ破れたら捨てちゃうんだからね、もったいないね」と語る彼のドライバーは、現代ゴルフ界流行の大きな顔のやつではなく、ともすればパターと見間違うかのようなかわいい木のドライバーです。
 「クラブなんて何買ったって一緒だから、初めたころから一緒だよ」と豪語する彼と仲良くゴルフをして、ハタと気がつきました。 何と、前半も後半も私とスコアが一緒なんですね。
 私もそんなにはクラブは買わないのですが、スコアの悪いのはクラブと一緒にまわったメンバーのせいなので、マスターズで活躍した片山晋吾の真似をして3番と4番のテーラーメードの前々年モデルの安くなったのを買うくらいはしました。
 それで同じスコアか、しかも除夜の鐘108をお互い「まあまあでしたね」なんて言いながら、靴に空気を吹きかけて芝生を落とす会話。
 ゴルフは昔も今も腕次第であることを痛感させられた一日でありました。

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