円高に株安に猛暑と日本が壊れかけている中、民主党は、菅vs小沢でコップの中の戦いが始まるのか始まらないのか。それでもコップの中の勝者が日本の首相になるのですから、これは大変なことです。

そんな中、テレビを観ていた私の妻がボソッと言いました、「小沢さんには首相になってほしくない、だってコロコロ変わると世界に恥ずかしい」。

これは驚きましたね、結婚生活20年になろうかという彼女ですが、これまで一度たりとも「世界」について語ったことも、世界観についての考察もしたことがありません(たぶん)。

円高株安対策資金などよりも、「犬が歳をとってきてオシッコの回数が増えた、よってシートをたくさん買わなければならないので協力せよ」という犬資金には興味津々。

「車が汚れて恥ずかしいから洗ってきてよ」という半径12m位の近所には世間体がややある。

その彼女が「世界に恥ずかしい」と言ったのだから驚きです。

いったい、だれに対して恥ずかしいのか、オバマ?、プーチン?、パリス・ヒルトン?もしくは温家宝?、タイガーウッズ?といった疑問符がバンバンと私の頭の中で破裂しますが、もしかしたらこれが多くの日本人が抱く感情なのかもしれません。

世界のどこに誰がいるかはわからないけど、「誰かに恥ずかしい」、人間の大事な矜持なのかもしれません、ぜひ大事にしていただきたいと面と向かって言うと怖いので言いませんが、そう思います。

それにしても、「どこに対しても恥ずかしくない」鉄面皮が鳩山さんで、小沢さんと「お互い裏金の問題は闇に葬りましょう」と抱きつき心中をして国会議員を辞めるはずだったのに、いつの間にかあっちについたりこっちについたり、二股膏薬、イソップ物語のコウモリの役を買って出ています。

それに鳩山グループなどと言って子分がいるのですからこの人たちの気がしれません。子分といえば、小沢さんの取り巻きは見るからにヒドイですね、特に側近のあの人、人事で重用されないからと、「円高も株安も全部、無策の菅が悪い、小沢になったら日本の未来は明るいのだ」なんて、仲間内を言いたい放題だもんだから、「えっ、やっぱりそうなのか」とますます我々を心配にさせます。

とにかく誰でもいいから(あっと小沢さんだと世界に恥ずかしいのか)、この暑さ何とかしてくれ・・・などと言っていると、33人に申し訳ないかな。

税理士法人SETACS