いわゆる世に言うシャンパンタワー、そんなに大げさな存在ではありませんが、お値段はとても高いもののようです。銀座のクラブや新宿のホストクラブで夜 な夜な繰り広げられる男と女の狂演は、お金を収奪する者と収奪される者に分かれます。収奪者はガバチョとお金を巻き上げたいので、シャンパンタワーなるも のを考えだし、酔った客をさらに調子よくさせてタワーへの投資を勧めます。
 シャンパンタワーは、平らなクープグラスを7段=144個ピラミッド型に積み上げて、一番上のグラスからシャンパンを注いで、滝のごとく下のグラスすべてを満杯に満たすまで流し込みます。
 最近は不況で4段=30個のピラミッドにリストラされたそうですが、それでも1.5リットルのマグナム・シャンパンが4本、調子に乗ってドン・ペリでや ろうものなら、一回で100万円はかかります。お勘定はシャンパン代だけではなく、いろいろなチャージ料も加わり、小計が120万円だとすると、お店はそ れにサービス料40~50%を乗せてくるので、総勘定200万円は下らないでしょう。
 ホステスの報酬もビーンと跳ね上がるでしょう。
 道理で、シャンパンを開けるとホステスがあちこちから集まってくるはずです(聞いた話ですよ)。
 シャンパンは飲むもの、間違っても調子に乗ってタワーを建設するのは気をつけましょう。

税理士法人SETACS