少子化悩む日本は、高齢者化し、国民のうち高齢者が40%を超える時代になってきました。

今回の題材となる高齢者とは、能力が落ちちゃって「しょせん、粗大ごみ扱いよ」と毎日をしょぼくれて生きている人ではなく、能力が高く、経験も豊富で、それなりに資金力もあり、長く生きた分だけ人脈が蜘蛛の巣のように張り巡らされていて、「これからはおれたちの時代だ、いや私たちの時代よ」といった、気迫とポテンシャルがある人のことを指します。もしかしたら本人は気が付いていなくても、ほとんどの人がこれに当てはまると思われます。

高齢者になると、身体のあちこち、特に「歯、目、○○」(○○については、良いの皆さんは疑問に持たないように、どうしても知りたい方は周りの大人に聞いてください)から衰え、記憶が定かでなくなり、孫の名前さえ時忘れるなどして人生の自信失いがちになりますが、そんなことはありません。

確かに、運動能力や記憶力は落ちていくでしょう、しかしある研究によると問題解決能力や言語能力は70歳を超え人が死ぬ2年前までは向上し続けることがわかっています。

そうなると人生は「一粒で2度おいしい」どころではなく、3度も4度も美味しい人生が送れる可能性が出てくるわけです。

サラリーマン時代の経験を活かしての起業、学校の先生、海外経験を活かしての英語などの語学での仕事、さらに高齢化社会を経験することによりそのノウハウを海外に売ることだって可能です。

また、以前に書いたようにサクセスフルエージング(死ぬまで健康に生きる)を達成するには社会参加が不可避でありますので、高齢者が街に出ることにより国の健康保険料だって少なくなります。

社会全体から見ても、高齢者の有効利用(失礼)は有意義であるし、「老人よ街に出よ」、燻っている場合じゃないぞ、ということで高齢化社会をぜひ乗り切っていただきたいと思うのであります。

、、、それにしても、、、問題解決能力や言語能力が人が死ぬ2年前までは向上するということは、人間の死ぬ2年前からそれらの能力が衰えるということでありますから、寿命がわかっちゃうのねーー

税理士法人SETACS