これからの日本は、学者たちが「中国は内部に大きな問題をいくつも抱えているから、日本への脅威はそうはない」という相手の失敗頼みの論法の前提で果たして大丈夫なのでしょうか。

 シンガポールの国父と言われるリークワンユー元首相は「これから20年もすれば日本にはアメリカという後ろ盾が無くなり、さらに巨大化していく中国に、貧しくて小さな国になっていく日本が敵うわけがない」というようなことを著書に書いています。

 日本の未来・・・少子化で将来人口減が確実の日本が移民を受け入れなければ、今より確実に小さくて貧しい国になってしまう。

 中国の未来・・・国内の問題が片付けば(という前提付ですが)、これから10年も20年も成長し続け、経済力も軍事力もアメリカを抜き去る。

 この未来像が現実のものとなってしまうと、「いざとなったらアメリカがいるから安心」と思っていた日本は物理的に考えても中国に飲み込まれてしまうという事になります。

 そうならないためにはどうすれば良いのか、中国とケンカをすると、尖閣諸島問題だけでなく、韓国にもなめられて竹島に大統領が上陸して、日本が悪いんだ路線を世界に喧伝されてしまいます。

 こうなると奇跡的に、決して妥協はしないけど、中国韓国などの隣国とギリギリの友好外交をして、日本の未来を明るくする政治家が出現してくれることを待つしかないのか、アントニオ猪木でいいのか?とまた日本海に向かって叫んでしまう日々が続きそうです。

税理士法人SETACS