先日、某大学在学中4年間東京ドームでビールを売るバイトをしていた女の子の話を聞きました。

 彼女は大学3年生の途中からドーム売上2位になったというから優秀な売り子で、その話を聞いていると、世の中景気がいいんだなあと感心をし、またドームでのビールの消費量、おやじ達のスケベ度、羽振りの良さにビックリしました。

 彼女たちは20kgのビールのタンクを背負って、あの急な階段を上り下りしながら、日々の努力とたゆまぬ笑顔を振りまき、若い汗を振りまいた末、贔屓のお客さんが付き、今日より明日、明日より来年と、売上を上げていきます。

まずは、その消費量を聞いてみると、なんと!!、1日最高620杯売ったことがあるそうで、1杯800円ですから、ドームのビール会社は496,000円を彼女一人で稼いだ計算になります。

次に、チップなのですが、私の知人にお釣りの200円とか、時には頑張って500円をチップとして渡して悦に入っているスケベ心満載の男がいるのですが、世の中そんなもんじゃなく、なんと!!!、800円のビールに1万円札を寄越し「お釣りはいらないから」という人がザラにいるというのです。。。チップだけで15万円にもなる日があるというから驚きです。

さらには、「今日の売上1位になるためにはあといくら売らないといけないの?」と贔屓をしてくれるお客に聞かれて「20万円」と答えると。「これを持っていきなさい」と20万円くれる人もいるそうです。「き、きみは猪瀬直樹か?もしくは渡辺喜美か?」と叫びたくなります。

彼女は3塁側の内野席担当なので、ジャイアンツ嫌いの人が「内海が打たれた、チップだ」「坂本がエラーした、チップだ」という事もあるでしょうが、気前のいい人がいるものです。

彼女は4月からは普通の会社に勤めるようで、今までのバイト代とこれからの給料のギャップが心配ですが、彼女にはがんばってもらうとして、平和な日本のために「乾杯」、と行きましょう

税理士法人SETACS