米国のファーガソンで、白人警官が無防備の黒人青年ブラウンに銃弾6発を打ち込んで射殺したとして暴動が頻発しています。

 ファーガソンの住民のうち7割が黒人で、ここ10年くらいで失業率が5%から13%に増加し、労働者の所得も3割減り、貧困層の割合も10%から20%以
上に拡がりました。

 このような状態は米国全体での傾向であり、貧困層が国全体に広がり、逆に銀行や大企業の経営者などの大金持ちは政府の金融救済策により益々と大金持ちになり国
民の不満が蔓延します。

 そもそも米国では毎年警官が500人から1000人の市民を射殺しています。

 ファーガソン事件の数日前もオハイオのスーパーマーケットでおもちゃのモデルガンを買おうとしてレジに向かう黒人に勘違いした店員が警察に通報し、やってき
た警官に容赦なく問答無用で射殺されて暴動が起きています。

 そこに眼をつけたのが軍需産業で、米国が中東から手を引いて薄くなった商売を立て直そうとして、暴動=テロ=戦争であるとする政府につけ込み、警察官の重武
装を押し進めようとしています。

 米国はどうなっちゃうのでしょうか、米国の覇権衰退はアジアの平和にも影響します。 

 自民党の石破の「幹事長なりたい」どころじゃなくて、外交を勉強してくれ。

税理士法人SETACS