阿蘇山の噴火は高温のマグマが地下から上昇することにより発生しました。
 9月にNHKスペシャルで「火山大噴火 迫りくる地球規模の異変」では、「一気に山体崩壊を起こすような激しい大噴火である破局噴火はいつ起きてもおかしくない」と指摘しています。
 幸い(?)、阿蘇山の噴火は「破局噴火」ではなく「ストロンボリ噴火」というマグマが関与した噴火でしたが、ではそれが「破局噴火」であったらどうなったのか。
 まずは、高く舞い上がった1000度もの高温の火山ガスと火砕物が一気に降りてきて火砕流として流れだし、時速100kmもの速度で一瞬にして人も動物も焼き殺してしまいます。
 また、さらなる脅威が火山灰で「破局噴火の火山灰はパウダー状の微粒子なので、水を加えると練った小麦粉のように、こびりついてはがれない。」交通機関は麻痺、電線は灰の重みで切れ電気は止まり、浄水場に灰がたまるので水道も出ず、ライフラインがストップし生活不能。
 小説「死都日本」の作家石黒氏によると、東京の人は2週間分の水と食料があれば、運が良ければ生き延びられるが、破局噴火が九州中南部で起こると、再稼働が認められた川内原発が壊滅し、日本中に放射能がまき散らかされて日本は全滅すると言います。
 1万年に一度の破局噴火、起こりませんように(祈)。

税理士法人SETACS