ここ数年、自動車に乗るとまずはナビに行先を入れて、あとは何も考えずに車から流れてくる「次の信号を右です」という女の人の声に従って運転をしています。
 「それにしてもGPSはすごいな」、世界中の自動車の現在位置を宇宙からの信号で探し当てて、しかも目的地まで、例え間違えても何の文句も言わずに連れて行ってくれます。「同じ女でも全く性格が、、、、」あ、いや、あっとこれはウソです。
 GPSは元来は米軍が軍事用に開発したものを民間用に精度をわざと落として開放しました。
 今でも民間のGPSの位置情報の精度にMAX100メートルくらいの誤差を持たせて、軍事用GPSとの違いを出そうとするときもあります。
そこで日本も独自の衛星を打ち上げてキッチリとした精度の出るGPSを持とうとしていますが、予算の関係上、必要衛星3つの内まだ2つは打ち上げることはできていません。
ということは、日本が米国と仲違いしてGPSの電波を切られてしまうと、自衛隊、飛行機、船の運行、さらにはスマホ、携帯、ナビなどなどができなくなってしまのです。弱いなあ、日本。
 当然、米国と金融戦争中のロシアなどは、いざとなった時に米国のGPSで潜水艦からミサイルを発射したり、スカルス戦闘機を敵国に飛ばしたりはすることはできないので、独自のグロノスというGPSを作り現在稼働中です。中国も欧州も開発中です。日本もガンバレ。
最新技術といえば、それにしても北朝鮮のSONYの映画会社に対するサイバー攻撃はすごかったですね。「11月24日までのPM11:00GMTまでに要求が容れられなければデータを全世界に公開する」と脅迫して、本当にSONY映画会社の予算関連文書、メール、パスワード、社員の給与、ハリウッド俳優のパスポートのコピー、未公開の脚本などを公開してしまいました。
 会社中のパソコンのデータも消されてしまったので、社員は紙と鉛筆で仕事をしたそうです。
 北朝鮮でもこんなにまでハッカーの技術が進んでいるのです。 何はともあれ、私としては、このスゴイGPSを発明した人がノーベル賞をとったのかどうかが心配です。

税理士法人SETACS