中華料理屋で料理を作っているのを見るといつも思うのが、何故、まな板は丸いのだろうか?あんな木の切り株みたいのを使って不便ではないのだろうか?と疑問に思っていました。それが、先日「厨師流浪」という本を読んでいると、こんな文章がありました。(厨師=料理人)
「昔、中国がいくつもの国に分かれて、戦ばかりしていた頃のことです。敵が攻めて来たら、厨師は背中に鍋を背負い、帯に包丁をはさみ、杓子でまな板を転が しながら逃げたのです。だからまな板は丸いのです。どこに逃げても厨師は食うのに困りません。皇帝が食いっぱぐれても、厨師は大丈夫」、なるほどー、中国 3千年の歴史の深さと厨師の偉大さを思い知らされ、日本海のはてなき遠方に、深く頭を垂れるのでした。

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