さっぱりした日本料理とこってりした西洋料理、どちらも美味しいのですが、それぞれで食べるものの素材によって、味の差が出るようです。日本料理は基本的 には昆布のだしと鰹のぶっ込みです。西洋料理と日本料理を比べてみると味の質がぜんぜん違います。獣肉を中心とした西洋料理の動物性の蛋白と濃厚な脂肪分 とからなる食品は塩で煮るだけで味が出ますが、野菜と魚を中心とした日本料理は、だしという「うま味」を加えないとなかなか味が出ません。西洋人の感じる 味は、甘味、辛味、酸味、しょっぱ味で日本人はこれにプラスして「うま味」を感じるのです。しかし、最近はしっかりとだしをとる作業はなかなか見ることが 出来ず、かつをぶしを知らない若者が増えてきました。
「うま味」を誇りとして、大切にしたいものです。

税理士法人SETACS