古代ローマのお金持ちはベッドに寝転びながら食事をしていたそうです。テーブルに向かって縦に3つのベッドを並べ、同じようにあと2辺にも3つずつベッド を並べて、残りの1辺は余らせて奴隷が料理を並べられるようにします。そして左手を下に、右手で料理を食べます。相当こぼしたことでしょう。私なども不器 用なせいかよくこぼしながら食べますが、寝転んでは食べていません。そしてこの家での宴会は5時間も6時間も続き、お腹が一杯になってくると、吐きに行き ます。我々にとっては、吐くという行為は苦しくて気持ち悪いものでありますが、当時の人たちは、「その次にもっと美味しいものを食べればあえて辞さない」 という考え方でありまして、吐く時は孔雀の羽根で喉をくすぐったりしていたそうです。私はレストランで食べ過ぎて「さあ帰ろう」と立ち上がったときにベル トのバックルがすっ飛んでいった事がありましたが、孔雀の羽を使おうとは思いません。

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