冬が間近に迫りそろそろと鍋の季節がやってきました。鍋を囲むときに必ず(?)いるのが鍋奉行ですが、韓国では奉行ではなく「酒常務」という人が存在する そうです。「酒常務」は出社時間は午後5時からで、毎夜宴会で接待に勤め、大酒を飲み、酒の席を盛り上げるのがその仕事です。もちろん同じ会社で毎日接待 があるわけでないので「酒常務」は数社の接待を毎日かけもちです。だから名刺も数社分持っており、それらしき肩書きも刷ってあるそうです。ただ大酒を食ら うだけでなく、相手の会社に精通し、自社の内部事情に詳しく、酒に乱れることなく、相手を気分よくさせ、仕事を取る。よほどの人格者(?)で、なおかつ強 肝臓でなければできない仕事です。ましてや、鍋の入れる順番や食べる順番をとやかく言っているようでは、まったくもって勤まりません。 
韓国では、飲みすぎでも原因が会社の接待であれば、労災が適用されるそうです。肝機能に異常があるのに、仕事で1日平均焼酎1本(女性は半本)を3年間飲むと業務上の飲酒と認定されるそうです。ありがたいようなありがたくないようなお国事情と規則です。

税理士法人SETACS