昨日、小4の子供と2人で上野の東京国立博物館で弘法大師入唐1200年記念「空海と高野山」を観てきました。午前中は私が子供の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ」に付き合ったので、午後は私のほうに付き合ってもらいました。
展覧会のほうはまさに「空前絶後」という言葉がふさわしい至宝の数々が展示してありました。ガイドには必見「血曼荼羅(ちまんだら)」(平清盛が自らの血 で彩色させたといわれている)と「涅槃図」とありましたが、私が感動したのは、大日如来坐像の両側に4体ずつ並んでいる運慶作の八大童子立像で、その雄渾 なたたずまいの中に秘めた優しさと万物を見通すかのような眼光にうたれて、しばし忘我の境に入ることとなりました。
子供も分からないながらも感動し、展示物も後半になってくると、「身体がホカホカしてきた」と言っているので、思わず「弘法大師の生まれ変わりか」と彼の顔が神々しく見えてきたのですが、「次はおもちゃやさんね」と瞬く間に普段の彼に戻ってしまいました。

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