複雑怪奇な法律 = 企業再生支援機構(ETIC)・・・有用な経営資源を有しながら過大な債務を負う中堅・中小企業、その他事業者を支援するために、H21.10に国が日航再建のために設立。
 複雑怪奇な人物 = 稲盛和夫京セラ名誉会長・・・ご存知、日本航空会長に就任。
 何がどう複雑怪奇なのかと言うと、経営難でADR(裁判外紛争解決)による私的整理を進めてきたウィルコムに対して、上記のETICが日航にするのと同 じく公的資金を投入することが明らかになり、そのウィルコムの実質主導者であり、第2株主である京セラの会長が日航の会長であるということです。
 日航会長就任の見返りがウィルコム救済なのではないかという憶測を呼んでいるのです。
 そこにまたユーザー数3100万人のAUを追い上げているソフトバンクモバイル(ユーザー数2200万人)がウィルコムの440万人のユーザーを狙って出現してきました。
 さらに、稲盛さんは民主党小沢一郎さんの後ろ盾で、小沢さんの前には前原国土交通省の後援会長であり、前原さんは小沢派払拭を狙う民主党7奉行の一人。
 バンクーバー・オリンピック後の注目は、政財界が複雑怪奇に絡む政財ショーになるのでしょうか。

税理士法人SETACS