52.中国車と大気汚染と登録権 2014.5月号掲載
中国経済減速中といわれている中、中国国内では車の売れ行きが好調らしい。と言っても、中国ブランドの車が売れているのではなく、日本車、ドイツ車が売れているのです。
というのも、中国ブランド車はしょっちゅう故障はするし修理も遅い「いくら安くても二度と買わない」し、さらにあまりに深刻な大気汚染の影響を懸念した中国政府が排気ガス規制のために、自動車の新規登録台数に上限を設けたので、中国ブランド車は対抗ができなくなったのです。
また問題は、この登録権の落札価格が高騰し、上海ではすでに1台122万円を超えました。
北京ではまだ無料なので抽選に応募が殺到し、約2万枚の割り当てに223万人を超えてしまい、当選率は何と1%未満という低さ。
だけどそこはさすが中国で、他人名義のナンバーを貸し出す闇取引商法も考え出され、月2~3万円で取引されているようです。
何はともあれ、日本にRM2.5、RM10などの影響がないようにしていただきたい。
税理士法人SETACS