夢の新幹線は時速500kmで東京=名古屋間を40分、東京=大阪間を67分で駆け抜けていく予定なのですが、その夢の費用も莫大で東京=名古屋間が54千億円、東京=大阪間が93000億円で、すべてJR東海の負担という事でした。

「さすがJR東海は太っ腹」と日本各地の大向こうをうならせた決断でしたが、今年9月のJR東海の山田社長の会見で「リニアは絶対にペイしない」と言い出し、まあそんなことはJR東海のリニアのライバルはJR東海の既存の新幹線であるのだから、それで同じ会社でパイを食い合うのだから、当たり前のことだけど、夢のために大人たちががんばってくれるのかと思っていました。

 そして10月、自民党の国土強靭化総合調査会(まさに日本建設族の権化)のドンである二階会長が、名古屋=大阪間は国費を投入して前倒しで開業するようにJR東海に要求し、山田社長も「国が用意するなら検討もやぶさかではない」と発言し、さすがに仔羊のようにおとなしく、日本の草食男子の草分けと言われた私でも「ははーーん」と天を仰ぎ、「くーそういうことですか」と地面を蹴とばしたのでした。

 結局薬局(古い表現で失礼しました)、リニアには税金投入なのですね、また果てしなく国費の投入が続き、リニア税なるものが考えられ(たぶん)、駅のトイレでは50cc以上の放出には1ccあたり10円の高額な使用料を請求され(もしかしたら)、リニアに乗る前にはミスターミニッツで強制的に1足当たり500円の靴磨きをされる(これも、たぶん)などのことになりかねません。 韓国ではないのですが、一体どこにそんなお金があるのか、ハーバード卒のLhDを雇用してみてはどうだろうか、ということでどうだろうか、、、ということで、今回は終了です。

税理士法人SETACS