2014年の日本は、明るい気持ちで見てみると、アベノミクス成功と大幅金融緩和の実施で日本経済、日本株バブル相場到来、TPPで関税大幅撤廃、アメリカ民主党躍進で米政治の黄金期到来し米国から日本へ好景気到来、日中関係改善で懸念払拭すれば日本経済もボジティブな影響を受ける。

 それが、安倍首相の靖国参拝で全てが水泡に帰するかもしれません。

安倍首相は、アベノミクスで株価8000円台から年末には16000円台に復活させた立役者です。

 その彼も周りの圧力には適わなかったのか、靖国に参拝してしまい、中国・韓国ばかりか米国からも「なにやってんの、あれほど近隣国と仲良くしてねと、言ってたのに」と責められます。

 なんで、このような結果になることは火を見るよりも明らかで、日本の誰よりも世界から情報が集まる中枢にいるのだからわかるはずなのに、ひょっとして想像以上に頭の構造がおかしいのか、それとも実はものすごい策略家でこれからなにかあるのか、国の指導者としては不気味に見えてきます。

 中国問題が悪化すると、日中冷戦 → 中国で国内テロ頻発し景気低迷 → 中国課尖閣諸島占領、日中軍事衝突 → 中国経済失速 → 中国経済のバブル崩壊 → 国民の目をさらに外に向けるためにアジア各地への強硬路線強める → 世界経済失速、となることが予測されます。

 そのようなことから、日本が思っているよりも、世界は日中関係を気にしていて、日中の協力なしには世界経済の盛り上がりは無いと思っていた米国に日本は見捨てられます。

日本の2014年のテーマは、TPPよりも、近隣国、特に中韓と仲良くやっていけば、アベノミクスの成長も日中韓それぞれの好景気あると思われるので、日本も中国も韓国もお互い意地を張らずに、とりあえずは理念に拘らず、経済をやっていきましょうよ。

税理士法人SETACS