ハワイでホームレスが増えていることが話題になっています。

「どうしてこんなに増えたのかって?」と地元の人たちがまことしやかに語るのは、アメリカ本土で国がホームレスに「ハワイは暖かくていいぞ、果物だっていっぱい生ってるよ」とワンウェイ・チケットを渡し、ハワイへの引越しを奨励しているということです。

 それと似たような話が日本でも出ていまして、2010年から15年間の75歳以上の高齢者人口増加率トップの埼玉県(2倍)や75歳以上の人口増加数75万人の東京都などで田舎に老人を捨てようという計画が画策されています。

 例えば、杉並で特別養護老人ホーム待機者を南伊豆町の廃園になった施設に移そうとしたりして、迎える方も地元の雇用が増えるとして歓迎しているようです。

 世界では、日本が人類の歴史でも未曾有の高齢化と人口減少にどんな手を打つかを注目しています。ここで日本が世界に対してサプライズを見せないと、どんなアベノミクス政策を発表しようとも、これから人が減ったうえに高齢者ばかりが増えていく日本には誰も投資はしないでしょう。

 それなのにこの「棄民」とも言える、都市老人の田舎への投棄的政策はいかがなものかと思いますが、どうなのでしょうか、デンデラでいいのか。

税理士法人SETACS