不起訴になったとはいえ、民主党の屋台骨を揺るがせ、大権力者であった小沢幹事長の政治生命さえ追いつめた検察とは、どのような組織なのでしょうか。  実は検察も小沢さんに負けないくらいの権力軍団で、その中の東京地検に属する人たちはまさにエリート検事の集団と言えます。
 当然、司法試験に受かっているので、現政権の民主党に恨まれようと自民党ににらまれようと、やり過ぎて上司に嫌われて検事を辞めても、弁護士に転身すればよいので職には困らないというか、むしろもっと稼げる様になることだってできるのです。
 しかしこの政治の実力者を追いこんで日本にいいことはあるのかどうかはまた別問題です。
 田中角栄さんだってロッキード事件で追い込まれてなければもっと日本を繁栄させることができたかもしれないし、小沢さんだってこの対決の時間を日本の経済力発展のために使ったら、日本経済の立て直しが早まるかもしれない。
 韓国だって、元現代の社長の大統領がトップセールスで原子力発電所を世界相手に売込み、その影響で景気が良くなるのだから、「小沢幹事長、日本のローテク・ハイテクを世界に発信」なんてことになれば、日本国民の財布のヒモもゆるみ、景気回復につながるかもしれない。
 検察よ、追及は政治家を辞めた後でも良かったのではないか、との声も聞こえそうです。

税理士法人SETACS