アメリカ大統領にブッシュが再選出され、インターネットにはそれを皮肉ったマンガが軽快な音楽に乗って流れ、日本のテレビもそれを取り上げています。その中に、「今度はちゃんと当選したんだ、フロリダありがとう、弟ありがとう」とういフレーズがあります。
こ れは前回の選挙で、ブッシュはフロリダのおかげで当選したと言われているのですが、フロリダ州知事ジェブ・ブッシュ(ブッシュの弟)が、実 は5万8千票もの投票を「過去に犯罪歴がある」との理由で無効にしていた(あとで95%は犯罪歴がないことが判明)のです。これが民主的選挙であるとした ら、イラクの選挙も民主的なのでしょう。
さて、アメリカはその軍事力で他の国々にいろいろな影響力を発揮しているわけですが、「沖縄が長寿でなくなる日」という本によると、沖縄の食生活もアメリカ食の影響で著しく狂わされています。
沖 縄といえば長寿で健康食で「ヘルシー」というイメージが私にはありますが、現状は相当違うものになっていて、アメリカンサイズの大きなハンバー ガーやサンドイッチ、タコライスといった食べ物を長年食べてきたことにより、油を大量に摂取しないと食が物足りない人が増えてきたようです。だから、 沖縄の40歳代の人には全国平均の約2倍の肥満者がいて、35歳から44歳の死亡率は全国でも最悪となってしまいました。そもそもヘルシー食と見られてい た「ゴーヤチャンプル」も実は沖縄の豆腐は本州の木綿豆腐の約1.7倍の脂肪を含み、チャンプルの総脂肪量は1品で成人が1日で取る脂肪の半分以上 も含まれているのです。油が少なかった時代の食物でもあったのですね。全てアメリカが悪いのではないのですが、沖縄食を盲目的にヘルシーと思うのは危険な ようです。

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