私の子供の所属する少年野球チーム「シティハウス」の少年選手諸君はいつも「礼」をしています。練習前の集合場所で監督と コーチ(ちなみに私もコーチと呼ばれている)に「お願いします」の礼、グランドに入る時にグランドに「お願いします」の礼、ランニングの時に他 のチームの監督コーチや選手とすれ違うと「こんにちは」の礼、キャッチボールの前に相手に「お願いします」の礼、エラーして他人に取ってもらえば「あり がとうございました」の礼、練習が終わるとまたグランドに「ありがとうございました」の礼、最後に解散場所で監督とコーチに「ありがとうございまし た」の礼、何度も何度も帽子を取って深々と礼をします。なんともさわやかな少年たちの「礼」にうっとりとする中年コーチは、多少の腰痛(中腰でゴロを捕 るため)や、手首痛(バットを振るため)や肩痛(ボールを投げるので)や日焼け(お肌に悪い)や運動のあとのうまい酒(肝臓に悪い)などをものともせ ず、毎週土日になるとグランドに通います。試合では、相手が強すぎてこちらの点数が「0に始まり0に終わる」時もありますが、酒を飲めば忘れます。あ んたが覚えてようと忘れていようと関係ないだろと言われそうですが、こんな青春時代があったかどうかも忘れ果てた中年コーチは試合に勝っても負けてもまた 酒をあおるのでした。

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