多くの子供はピーマンが嫌いです。大人のわれわれはあの苦味が酒のつまみとしてもいけるのですが、子供は苦いのはいやなのであります。しかし世の中うま く出来たもので、緑ピーマンが完熟すると赤ピーマンへとその姿を変えます。赤ピーは緑ピーよりも糖度が3倍も高いので子供にも食べやすくなり、ビタミンA が約7倍、Cが約2倍、Eが約6倍、カロチンは15倍も多いのです。だから子供は赤ピーマンを食べていればピーマンに関しては食生活も安泰となります。そ れでも大人は緑ピーです。なぜならば緑ピーにはクロロフィルが多く含まれていて血液をサラサラにする効果があるからです。この緑ピーの色であるクロロフィ ルが熟すとともに減少し、カロチンが増えることにより赤みが増していくのです。    
時として、ピーマンは「頭の中が空なので説明してもムダ」な人を表したりもしますが、実態は実に効率の良い、大人にも子供にも賢い、素敵な奴なのです。

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