朝、台所で自然薯をすり卸していると「あー良い音がする」と子供がよってきます。それに混ぜ合わせようと鍋で出汁をとっていると「あー良いにおいがす る」と子供がテーブルで騒ぎます。出汁を冷まし自然薯にすり込むように混ぜているとその音に反応して「あれ、もう食べてるの?」と心配げに声を掛けてきま す。混ぜ終わり味見をしていると「おいしい、おいしい?」とうれしそうにもうよだれをたらさんばかりの顔になっています。そしてすぐ食べると早くなくなっ てもったいないのでゆっくりと味わって食べています。まさしく林家の先祖代々からの正しい血筋の「食いしん坊」なのであります。
  「桑畑変じて蒼海となり、ウナギは化して山芋となる」という言葉があるように、自然薯にはウナギと同じく鉄分やミネラルが豊富です。また貝原益軒は「とろろ汁折々少し食すれば脾臓の薬、気虚を養う(気力を充実させること)」と言います。すって気合を入れましょう。

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