三田牛、松阪牛、但馬牛などの牛のブランドは日本全国で何と139種類もあります。日本は47都道府県ですから、1県平均3牛ものブランドがあるので す。しかしその牛たちの多くは元は石垣牛です。石垣牛は子牛の頃から胃袋が大きく、骨が丈夫なので、大きく育てやすいのです。牛は大きい方がおいしいので 石垣子牛は全国でも重宝されるのです。その子牛をいかによい環境の中、丹念に育てるかで各ブランド牛の味が決まります。
  「飛騨牛がおいしいよ」と某社長にささやかれました。飛騨牛は、岐阜県で14ヶ月以上育てられた牛のことです。飛騨山脈は、槍ヶ岳、立山、などの名峰を有する北アルプスです。
あのあたりで育った牛を食べてみたいと思い、「本の街」に載っていた、「神田中谷」箸で切れる飛騨牛に行ってみました。この日は残念ながらステーキを食べ なかったのですが、料理された飛騨牛の白いソーゼージ、飛騨コロッケ、飛騨の漬け物の煮込みは絶妙の組合わせで、舌に絡んできます。飛騨高山の澄んだ空気 に囲まれたような気分になるのでした。

税理士法人SETACS