GWを家でウダウダと過ごしていると小6の子供がひまそうにしていて不憫なので、急きょコンビニに出かけるも、今年 の巨人は強いので残っている切符は「立見席」だけです。 立って野球を観るのもなんだけど、子供がそれでかまわないと言うので出かけると、夕方6時からの試合開始なのに5時には立見スペースは人の波に埋まって います。それでも何とか手すりの一番端に子供を送り込み私はその後ろで「何人(なんぴと)たりの侵入を許さないぞ」と他の立ち見客に仁王立ちの背中で無言 の宣言をし、人々の肩越しにグランドを眺めます。
試合が進むうちにドームの外で買ってきた400円のビール(ドーム内で買うとなんと 800円)が無くなり、水筒に入れてきたワインも底をついてきたので、売店に行こうとして、後ろを見ると前方スペースを虎視眈々と狙う立見客でいっぱい です。そこで子供に「お父さんのビールと自分の飲物を買ってきてくれ」と告げ、子供のいたスペースに身体を寄せ立見人の侵入を防ぎながら待っている と、なんと彼はコーラーしかもって来ません。「ビールはどうした?」とひりひりと渇いたノドで尋ねると、「大人がいないとビールは売れないと言われ た」と答えます。 ドームの売店よ、身長130cmの子供がビールを飲むか?そんなに規則が大切か?のどが渇いているんだよ、巨人の大量得点で盛り上がる人々の中、ぶつ ぶつと背中で語る仁王立ちの中年もいることを、ナベツネさんには知って欲しい、と思うのでした。

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