「世界屠畜紀行」という本によれば、JR品川駅のすぐ近くにある芝浦屠場では、毎日350頭の牛と、1400頭の豚が屠られ捌かれているのだそうです。
  その頭数の多さに驚くのですが、もっと衝撃を受ける話として、放血=血を抜くことをしなければ肉はおいしくないし、腐りやすくなるということです。
  まあ、マグロだって釣ってすぐ血抜きをしなくては、おいしくないわけでその理屈は分かるのですが、牛や豚の血を抜くという作業は死んでからはできないはず、一体どのタイミングで血を抜くというのでしょうか。
  例えば、豚は炭酸ガスを吸わされます。それにより仮死状態になったところで、動脈を切り、まだ動く心臓をポンプ代わりに体内の血液を押し出させるのです。 牛は、ノッキングペンで失神させられて、以下は同じです。残酷と思うか思わないか人それぞれでしょうが、結論は美味しいから仕方がないということなので しょうか。合掌。

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