9月に、米軍空母キティホークの艦上に乗るチャンスを得ました。
東京駅ほどもある巨体ゆえに、横須賀の米軍基地を 出航してしばらくはゆっくりと進みますが、浦賀水道を過ぎて、外洋に出るとスピードをぐんぐんと上げていきます。 ビルの8階ほどもある甲板の端にハイハイでにじりより海をのぞくと、白い波はすぐに泡となり船の後ろに飛んで砕けていくのが見えます。日本もアメリカと 戦争したら、きっとあの泡のように粉砕されることでしょう。
ヘリコプターに先導されて、青い秋空の下、外洋に出ると、いよいよ訓練の開始です。
甲 板では、米軍爆撃機が空母から空へ、空から空母へと次々と離発着します。その離発着は甲板に張られたロープを利用して行われ、空へはパチンコの要領で 爆撃機に引っかけたロープを後ろに引っ張り、離すことにより急発進し、着艦は爆撃機に垂れ下がったフックを甲板のロープにひっかけて急停車します。ま さに映画「トップガン」の姿です。キティホークは湾岸戦争でも活躍(?)した現役の戦争用の船で、もしかしたら核弾頭を搭載しているとも言われ、私も その上に立っていたのかもしれないと思うと、楽しい航空ショーの中でも足がすくむ思いもします。
ちなみにキティホークとは、アメリカのノースカロライナ州にある地名です。この地でライト兄弟が人類初の飛行機を飛ばしたことから、この地名を空母に付けたそうです。 なんか粋な名前です。

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