韓国では、ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領の誕生により、10年ぶりに政権が保守党に移りました。この政党 間の移動が起こるときには必ずと言っていいほど、前大統領たちの過去の犯罪が暴かれ、彼らはテレビの放映のある中、逮捕され、裁判所に引きずり出され、 刑務所に入れられます。
過去にも、全斗煥(チョン・ドゥファン)さんが退任後、光州事件や不正蓄財で死刑判決(減刑の後特赦)を受け、親族も続々逮捕、また、盧泰愚(ノ・テウ)さんも政治資金隠匿や光州事件で懲役刑(後に特赦)を受けました。
実 際に投獄されていなくても、なぜか悲惨な最期を迎えています。李承晩(イ・スンマン)さんはアメリカ亡命、朴正煕(パク・チョンヒ)さんは暗殺、金泳三 (キム・ヨンサム)さんは逮捕後自分は逃れたが息子が逮捕、金大中(キム・デジュン)さんは北朝鮮への不正送金が発覚しましたが後継者盧武鉉(ノ・ム ヒョン)さんの指示で逮捕されませんでした。
なぜこのような事態になるのでしょうか?
韓国で働いている人に聞くと、韓国では身内の誰かが大統領になると、親族たちが寄ってたかって、「自分たちにも恩恵を」と言ってくるので、それを断りきれないで、不正なことに手を染めてしまうのではないかということですが、その真相は私にはわかりません。
まあ今回は、政権が10年ぶりに他の党に移るので、その10年間に権力の座にいた人たちとその周辺には、きっと政権の霹靂、いや青天の霹靂が起きることでしょう。(今年最後の親父ギャグ)

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