①スタート
2008年2月17日、朝9:10に第2回東京マラソンは新宿都庁前をスタートをした。
15万 人の応募のうち、当選した人は3万人で、その内5千人は10km、2万5千人は42.195kmのフルマラソンを走る。普段は閑散としている日曜日の新宿 の朝は平日の満員電車内にその様相を一変させた。スタートをする順番は大会に申込みをする時に、完走時間を自己申告し、そのタイムの早い順にA~J の組に分けられる。私は予想タイムが「6:30」なので、最後尾のJ組に入った。
前々日に、ゴール地点のイベント会場でゼッケンと一緒にも らった大きなビニールの袋にその日着ていったジャンパーや帰りの服を入れて預ける。トラックでゴール地点まで運んでくれるのだ。私のゼッケンは 「J43539」なので、43番のトラックで運ばれていく。
そろそろスタートのはずだ。左手の電波時計は9時10分の表示をしているが、J組地点 からは、スタート地点が遠すぎてスタートの号砲さえ聞こえてこない。しばらくして、係の人の「前方に移動してください」の合図でぞろぞろと歩きだす。ス タート地点についたときは、もう9時30分であった。

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