最近は、車に乗ってもナビに頼りっぱなしなので地図を見ることは全くありません。
 ここは人間の沽券にかかわることではないのですが、東京都の地図を見てみることにしてみました。
 何とはなしに見ていると、荒川区に目がいきます。何かがおかしい、そうです、荒川が流れていないのです。荒川区に荒川が流れていないのに隅田川が流れています。墨田区はあるけど隅田区はない。
 あわてて書をひも解くと、昔の荒川はたびたび洪水を起こし人々の生活を犯していたので、人工で「荒川放水路」というものを建設し荒川の水流を人の手で調整することにしたのです。
 それからは「荒川放水路」を「荒川」と呼ぶことにし、そもそも「荒川」と呼ばれていた方の川を「隅田川」と呼ぶことになったのです。ややこしいのですが、ようするに「隅田川」が「荒川」と呼ばれていたころに「荒川区」と命名されたということですね。

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