道理で世間が息苦しくなってきたと感じてみると、地球の人口密度は大変なことになっています。
 世界人口は、1950年25億人から、たったの60年経った2010年には66億人になってしまいました。
 この人口増加は同時に、地球環境への圧力へとつながっていきます。
 特に中国の経済成長が地球に及ぼす影響は計り知れなく、中国が毎週毎週、排出する二酸化炭素はイギリスの年間の総電力容量に等しく、年間の排出量はすでにアメリカを超えました。
 もちろん、発展国にはその辺の主張がしづらいことも重々承知なことも分かっているし、経済成長している中国が悪いのではないのですが、飼料用の大量のブ ラジル産大豆の輸入によるアマゾン熱帯雨林の大伐採、住宅建設のための東南アジアの熱帯雨林の伐採などなど、将来の地球の気候そのものにまで影響するよう な所まで事態は来ているようです。
 中国の車所有台数は、2003年の2400万台であり、これは1000人当たり18台の所有率ですが、アメリカの所有台数2億5000万台は、1000人当たり800台です。
 中国の車所有率が、経済成長とともにアメリカの所有率の半分に達しただけでも5億6千万台の車が中国の道路を走り回るのです。
 なんか息苦しくなりませんか、トータルリコールのシュワちゃんの顔が脳裏に浮かんできます。

税理士法人SETACS