ボランティアの皆さんは「自分の寝床と食糧を確保」してから来てくださいね。

 ボランティアを受け入れる被災地の方々が口をそろえて言うこの言葉、実は深い意味があって、阪神淡路大震災の時にやってきたボランティアの多くは、何も持たずに被災地に入り、被災者の寝床スペースを奪い、被災者に配られたおにぎりを頬張っていたようです。

 そして力仕事などを頼むと「僕たちそういうことやりに来たのじゃないですから」と協力を拒否し、夜はそういった自分を探しに来た仲間を求め「ぼくたちっていいことをしに来たんだぜ」と被災者のいる体育館の一所を陣取って語り合うなんてことをやってきたようです。

 その経験が生きて、今回は素早くボランティアの受け入れ態勢を作り「自分の寝床と食糧は…」ということになったようです。

 それでもボランティアに人気のあって「もう来ないでくださーい」と悲鳴を上げる地域と、「ぜひこちらにも来てください」と嘆く福島など被災地も分かれてしまい、さらにはゴールデンウィークは被災地を見学に行くボランティア?まで出てきたようです。

 清く正しいボランティアを求めます。

税理士法人SETACS