日本航空と言えば、国民の税金である公的資金が投入されリストラも成功し、2012年3月の営業利益2049億円と再上場までも果たそうとしています。

 そこで問題なのが、過去の赤字がこの利益から控除されその分法人税が免除されるということです。その免除総額は4千億円とも言われ、この金額はそのまま事業に注ぎ込めます。

 財務体質がいきなり強化された日航は最新鋭航空機B787を買い込み成田ーボストンなどの新規路線に就航させました。

 憤懣やるかたないのが全日空で「公的資金を投入された上、法人税免除の日航とどう戦えばいいのか」、、本当にそうですよね、「倒産したもの勝ち」なんて、同情申し上げます。

税理士法人SETACS