以前、友人Hが新宿歌舞伎町のキャバクラで謎の薬を飲まされて、知らないうちにコンビニでお金をおろし30万円をキャバ嬢に支払ってしまったが、そのコンビニの監視カメラをチェックした警察から「あなたが直接渡しているので犯罪性はない」と言われた、というお話をしました。

 なんと、今度は後輩Kが仲御徒町で撃沈してしまいました。

 40歳のKと、その日は数年ぶりに会い痛飲し12時くらいに御徒町の辺りで呼び込みの女たちに絡まれたので、「また会おう」とKとは握手をして再会を誓い合い、わたしはそのまま帰り、翌日も何事もなく仕事をしているところにKから電話がありました。

 「昨日は、ごちそうさまでした。あの後やられてしまいました」と言います。「カバンの中の売上20万円が朝になるとなくなっていた。コンビニでもめて逃げてきた」と続けます。

 私が友人Hの話をしてあげて、彼の身に起こったこと「怪しいキャバクラで薬入りの強いお酒を飲まされて、会計を20万円したが足りないので一緒にコンビニに行っておろされて払うところだったのだ」と分析したところ、「まさにそういうことだろうと思う、コンビニのATMにカードを入れて10万円おろしそうになったところで意識が覚醒したような気がする」ということでした。

 酔っ払いの男が一人で海千山千の呼び込みの女についていくところが、そもそも問題外の行動なのですが、怖いですね、そのような人の意識をかく乱させる薬を飲ませて死んだらどうするんですかね。Kにとっては命があっての物種です。

 面白いのは、歌舞伎町も仲御徒町もぼられる金額が30万円と相場が同じということで、彼女たちは、それだけ楽しませたと思っているのか、客がその位だと諦めると思っているのか、警察的にも高額請求でなくなるのか、まあそういう事を考えての30万円なのでしょう。

税理士法人SETACS