米国経済にまたサブプライムローンの影が落ちて来ようとしています。

 GMなどの自動車メーカーは、通常なら自動車を買えない低所得層に、査定の甘い低金利のローンを貸し出しているし、また米国全体を見渡すと米国全世帯の2割=1600万世帯は家族の中に仕事をしている人が一人もいない状況でもあります。

 米国に対する外圧も激しく、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は、欧米主導のIMFに代わる機関の設立を決め、他の途上国を含めたBRICS内の国際通貨を米ドルから人民元に切り替えるような準備もしているようです。

 そんな弱ってきた米国にとっても日本の存在は「米国に頼るしかない」国であり、近未来的に世界最大の経済国、軍事国になるであろう中国の隣国であるにもかかわらず、その隣国と仲良くしようとしない。そんな同盟国のために米国の若い血を流せるのか。今さら集団的自衛権か的な国です。

 頼りになるのかならないのかわからない米国頼みは日本としての最大の努力目標ではありますが、これ以上中国との関係を悪化させない努力も大重要で、もしかしたらもうそんなことはタイムリミットになって間に合わないのかもしれないけど、がんばりましょうよ日本。

税理士法人SETACS