「赤朽葉家の伝説」 桜庭一樹著 東京創元社  なんとも不思議な小説。 千里眼を持つ不思議な女と真面目なようなはちゃめちゃのような周りの人間たちが、普通の生活を送っているようだけど、ちょっと違う。
  子供の名前が特に面白くて、お母さんが泣きながら生んだから「泪」、身体に毛をまとって生まれたから「毛鞠」、妊娠中にお腹が四角かったから「鞄」などな どです。 昭和の時代を追いながら、小説も流れていきます。よって、35歳くらいから上の歳の人にはさらに面白いものになることでしょう。

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