経営危機がささやかれていた千代田生命・協栄生命が「更生特例法」を申請受理されました。どういうことかと言うと、来年4月以降は保険加入者に対する支払いが減額されるということで、先日破綻した東邦生命では最高8割の減額がありました。
加入者は保険の解約をしたいところですが、そうはいかなく、更生特例法を適用申請した時点で、解約はできなくなります。これらの保険会社の経営陣は、加入者がこれだけの損害を受けることを重々承知で更生特例法を適用申請した事になります。
掛捨て保険は、来年3月まで有効ですが,死亡しないと適用されないので話になりません。
このような保険会社の保険に加入しないようにするには,その保険会社のリスクに対する支払余力を表す「ソルベンシー・マージン比率」が高い会社と、配当の「逆さや」が低い会社を選んだほうが良いのでは。加入の際はこのくらいは聞いてみましょう。

税理士法人SETACS