国民に痛みを分かち合ってもらえれば、日本は景気が良くなり構造改革も進む、という勇ましい掛け声で始まった小泉内閣ですが、国民全体にどんどんと痛み・ 悲しみ・苦しみが広がってきましたが、痛みを分かち合うべき官僚の無駄使い、天下り、道路工事などの関係者が痛がっている様子はほんの少しも見えません。
(1)サラリーマンとその家族の社会保険の負担が1.5倍で3割となり、賞与から社会保険料も引かれるようになり、給料から引かれる社会保険額も増加、会社の負担も増加します。
(2)会社の社長は労災保険に入れません。だから、会社で怪我をしても労災は使えません。しかも自責事故だと健康保険も使えません。治療にかかった分だけ 医療費を支払わなければなりません。それはひど過ぎるということで、1997年に社会保険審査会が労災で認められない事故は健保で出します、となりまし た。しかし、現場サイドは知ってか知らずか平気で高額な医療費を請求してきます。皆様、こういう場合は審査会に請求しましょう、高額な医療費が戻ってきま すので。
住基ネット、外形標準課税、配偶者特別控除の廃止など、ひどい話はまだまだありますが、それでも抵抗勢力よりは小泉が良いというのでは日本も救われませんね。

税理士法人SETACS