「今、何をやればもうかるかな?」最近良くこのような質問をされます。金貸し、とか、風俗、などと答えたりしますが、歴史を見ればどんな不況のときも勝ち組はいるわけで、何かしらのことをして、時代の勝者となっています。
そこで最近の新聞を飾った脱税組はきっと儲かっているんだろうな、とあえて考えてみて、その業種などを検証して行きたいと思います。
(1)健康食品の体験談を出版していた会社が、3年間で2億9千万円の所得隠し。(2)家電販売会社が2年間で1億2千万円の所得隠し。(3)ビデオテー プ卸商が4年間で1億5千万円の所得隠し。(4)金属加工販売会社が3年間で3億数千万円の所得隠し。(5)帝京大学総長実弟が3億円の所得隠し。(6) 加藤紘一氏、8千万円の所得隠し。(7)建築デザイン会社が2年間で1億1千万円の所得隠し。(8)テレビ通販会社、3年間で約5千万円の所得隠 し。(9)野村佐知代氏、2億1千万円の所得隠し。etc
こういった税務調査はもう少し前に行われているので、リアルタイムで儲かっているかどうかというのはわかりませんが、傾向としては、健康食品、ピンク産 業、大学総長、政治家、テレビ通販、芸能人、といったところでしょうか。業種もさることながら、やはり商売は欲が深くないとダメなのかな、といった印象を 覚えました。このところ日本人は中国人に比べてもおとなしく、ギラギラしたものがありません。エコノミック・アニマルに回帰するときが来たのではないで しょうか。

税理士法人SETACS