バブル崩壊が始まるのは日本ではなく、幕開けは東南アジアの方から起こる可能性があります。

 タイでは消費者金融の残高が急増し、マレーシア、シンガポールでは債券市場が急拡大、インドネシアの首都ジャカルタでは不動産の値段が急激に上がり、バブル崩壊の恐れが強まっています。

これらの国々に、金融緩和によって拡大した資金が流れ込んだことにより舞い上がった「泡」は、成長が急激すぎるために、近々に破裂するのではという事です。

タイごとき(タイの関係者の方、すみません)のバブルが崩壊したって日本には関係ないよと、いう意見もあるかもしれませんが直近のギリシアごとき(ギリシア関係の方、申し訳ない)の経済崩壊で世界中の株が暴落しました。

しかも日本も同じように、アベクロ効果で金融緩和により資金が流れてきて株やその他の金融市場が急拡大しているのであって、東南アジアのことを笑ってはいられません。

ちなみに、アベクロとはユニクロでもカンクローでもなく、安倍首相と黒田日銀総裁のアベとクロで異次元金融緩和でバブルを煽りまくる二人のことです。(別に悪いとは言っていません)

日本の証券会社では、毎日しかも1日中電話が鳴り響き「株はどうやって買うのか?」「どの株を買ったらいいのだ」と個人投資家は平成の初めのころの夢よもう一度と叫び、一攫千金の夢を求め、日経平均の上昇はとどまるところを知らず、まさにバブルの泡が膨大化しています。

同じく金融緩和で大量のお金が流れ込んだアメリカなどは、信用格付け会社から投資不適格のために「ジャンク債」と呼ばれているハイリスクの債権が過去に例のない史上最高水準まで高騰し、まさに「バブル、バブル」状態です。

崩壊を防ぐためには、バブルをだんだんと小さくしていく方法がありますが、債券市場が大きくなり過ぎて、これは無理、そうなると、バブルをもっと大きくするしか崩壊を防ぐ道は無く、各国は競って自国通貨紙幣を刷りまくり、バブルをあおります。

前のバブルがリーマンショックで崩壊し、アメリカがドルを大量に刷り、また新バブルを作ってきたのと同じ道に、さらにさらにとバブルを泡立てながら、歩いていくしかなくなるのか?!

そして、またバブルは破裂してしまうのか、「アベノミクス」が「ダメノミクス」になってしまうのか、現代に生きる人類の人生がかかった債券市場という事になってしまいました。

こうなると今のうち、旨いものを食べておくのか、タンス預金をするのか、美人のお姉ちゃんと遊ぶのか、かわいいお姉ちゃんとシャンパンをあおるのか、それとも将来の社会崩壊に備えてサバイバル生活の練習をするのか、選択は個々の人の判断でやるしかありませんね。

税理士法人SETACS