先月も日本国債についてお話しましたが、2007年くらいには国の借金は1,000兆円になるといわれています。現在は、税収約50兆円に対して85兆円 使い、そのうち22兆円が借金返済にまわされていますが、2003年頃には国債費が税収50兆円とほぼ同じに金額になり、すべての税収を借金返済に充てな ければならなくなるのです。
金融緩和+お金をジャブジャブと注ぎ込んでも景気が回復しないと行き着くところはインフレです。インフレになると国と企業は実質的に債権放棄を受けるようなものなので助かりますが、個人として考えると困ったものとなります。
個人でのインフレへの防御策としては、
(1)大幅な円安となるので、ある程度外貨資産を持つ
(2)金利が上昇するので住宅ローンの金利を変動から固定に切り替える、などがあります。

税理士法人SETACS