今年の夏はあまりにも涼しくて私などはとても過ごしやすくてよかったのですが、各方面でいろいろな影響が出ているようです。スーパーでは、食品は狂牛病以 来の大きな落ち込み、衣料も前年比10%減、エアコンは半分近くに落ち込み、豊島園なども入場者が去年の半分くらいだそうです。特に海関係の落ち込みは目 を覆うものがあり、海の家・ホテルなどは軒並み大赤字です。私は8月の週末で唯一の海日和と思われる23,24日に勝浦の海に行ってきましたが、聞こえる 話は天候への怨み節ばかりでした。
しかししょんぼりとした海の人々の中で黒く光り輝く男女の姿があります。誰あろう、そうです、おぼれた人を救うことを仕事とするライフセーバーの面々で す。彼らもたまの晴天に活き活きとしています。そこで私は不思議に思ったのですがなぜ彼らだけ黒いのだろうか?と、日に焼けるような日は数えるほどしかな かったのに。「君たち、もしかして日焼けサロンかよ?」と心の中で突込みを入れながら子供が海ではしゃぐのを見ていました。
閑話休題。冷夏で売れなくなるものがあれば、逆に売れるものもあります。寒いので長袖のシャツ、おでん、温かい缶コーヒー、そして特需が温泉です。風が吹 けば桶屋が儲かる、の喩えの如くです。また今年の夏のヒットに「エビスビールの黒」チューハイ「氷結」があります。エビス黒などは売り切れでお店にない時 期さえありました。但し、黒でないエビスビールは最悪の売れ行きだったそうです。そうです、どんな時代でも振り返ってみるとヒット商品・売れ筋があるもの なのです、何とかがんばっていきましょう。

税理士法人SETACS