銀行などの各金融機関が貸付先を独自の評価基準により、各企業の格付をして、金利を高くしたり低くしたりしているのは、すでにご承知かと思います。 それ を今年4月より、信用保証協会でも採用して、今まで一般保証無担保の保証料率が年1.35%だったものを、貸付先を9つのランクに分けて、 0.5%~2.2%の保証料率に変更しました。 この保証料率は金融機関の金利に上乗せされるのですから、
信用保証協会の格付が悪く、金融機関での格付も悪いと、アントニオ猪木もびっくりの往復ビンタとなるわけです。 さらにこの信用保証協会は、国の組織であ る中小企業庁の行っている協会でありますから、協会=政府で悪い格付とされると、他の金融機関でも格付が悪くなり、金利が高くなる恐れもあります。
  雨の日に傘を持っている人には傘を貸し、傘をささずに濡れている人は無視、傘を持っていても貸している傘だったら取り上げる、そんな世の中に益々なっていきそうな、いやな感じがします。

税理士法人SETACS