今の時代、街の商店で直接に物を買うのではなく、インターネットのEコマース(電子商取引)で買う人がとても増えてきました。 
店で物を買う人の購買行動をあらわすマーケティングの用語に、AIDMA(アイドマ)という言葉があります。 これらの人は、テレビや新聞等のコマーシャ ルで商品の注意を引き(Attention)、興味を覚え(Interest)、買いたい欲求が出てきて(Desire)、その商品のことを記憶し (Memory)、店に行ってその商品を買います(Action)。 これらの頭文字をとってのAIDMAの法則は、広告宣伝を効果的にするものとされて います。
これがインターネットで物を買う人は、AISAS(アイサス)の法則で行動すると言われています。最初のAIの注意を引き、興味を覚えるまではAIDMA と同じで、その後に買いたい欲求を感じる前に、すぐ検索をし(Search)、自分としての商品価値はあるか、あるならばどのサイトが一番安いかなどを検 討し、インターネットでその商品を買い(Action)、さらにはそのサイトの評価のコーナーや、自分や他人のブログでその商品の感想や意見を発表し、そ のブログなどを見た人と感想や意見を共有してしまうのです(Share)。 買った人が商品の宣伝までしてくれるのです(苦情もあるかもしれない)。
この検索=Searchを売り物にして世界的に稼ぎまくっているのが、Google(グーグル)です。 グーグルは世界のサイトのほとんどを自分のサーバーを通して、誰でも検索できるようなシステムを構築し、莫大な利益を上げているわけです。
だからこれからの商売は圧倒的にインターネット販売が良いのかというと、その辺は疑問で、もちろんインターネット販売はこれからもますます盛んになること 間違いないと思われますが、商売においてもっと大切なことは、AIDMAとAISASの最初の共通点である、AIではないかと思うのです。
つまりいかに買う人たちの「注意を引き興味を持たせるか」、すべての商売の根源がここにあるのではないかと、ということは物を買いたい人の、買うためのきっかけとなるような情報をどのような形でどのような方法で与えることができるかが勝負になってくるのです。
やはり物事の始まりは、AI=愛なのでしょう。 AIがあれば商売繁盛、愛があれば地球も平和、最後は変な落ちになりましたが、AIと愛を心に仕事と人生を歩んでいこうではありませんか。

税理士法人SETACS