昨今、日本ではカネボウ、ライブドア、日興證券が、世界ではエンロンなどが破綻もしくはそれに近い憂き目にあっています。 どこも実際の利益をふくらませ て粉飾をすることなどにより、株価を吊り上げたり、その架空の利益で自分たちのボーナスを多く出したりしたことがばれてしまったのです。
  どこも似たようなやり方をしているのですが、エンロンなどははちゃめちゃというか夢があるというか面白い手法を駆使しています。 まずは経営陣が「このま までは会社に利益が出ないので、われわれのボーナスが危ない、何とか考えよう」と、利益が出るためのアイデアを考えます。 そしてこのアイデアが成功し利 益が出たものとして、自分たちのボーナスを計算して実際に出してしまいます。 しかしこのアイデアが実るくらいなら最初から利益は出ているのでしょうか ら、当然のごとくアイデアは失敗し、会社はさらなる損失を出し、銀行や監査法人にその損失を穴埋めさせるためのアイデアを出させ、これもまた失敗して、結 局はすべて共倒れになってしまったのです。(私の推測も含む) 
  すごいですねえ、儲かるアイデアが成功したと仮定して利益を出してボーナスをもらっちゃう、夢があるというのでしょうか、まるでゲームの世界の物語のようでもあります。

税理士法人SETACS